Encyclopedia of Opinion
Question
リーダーという仕事は、オンラインで完結できるだろうか? Can the role of leader be completed online?
Position1 of 3

信頼を勝ち取る必要がある

リーダーという仕事をオンラインで完結させるには、オンラインで信頼を勝ち取る必要がある。今月号の『リーダーの信頼を支える3つの力』では、リーダーシップを発揮する以前にあなた自身が信頼されなくてはならないと説く。本稿では「オーセンティシティ」「ロジック」そして「共感」の3つに要素を分類して説明している。

Supporting arguments · 3

  1. 信頼しても良いという「ロジック」を提示する必要がある
    信頼に必要な「ロジック」については、これはオンライン/オフライン云々というよりも過去の実績がものを言う。第三者の評判、リファレンス情報なども有効だろう。ここはオンラインでも大丈夫な気がする。小さくても実績を積み重ねることが、信頼してくれるフォロワーを増やす。
  2. 「オーセンティシティ」をオンラインで理解してもらう必要がある
    以前に直接会って仕事をしたことがある人同士であれば、直接会って何度か話した時の印象などでその人の「オーセンティシティ」はある程度理解出来るように思う。初めから直接会ったことのない状態で、どうやってオーセンティシティを理解してもらうか。考えているうちに、マクルーハンのメディア論を思い出した。マクルーハンによると「ホットな」メディアは視聴者が情報を鵜呑みにしがちとのこと。オンラインにおいては個々もメディアを媒体として理解するのだから、リーダーは自分のプロファイルを「ホット」にして、フォロワーにある意味「鵜呑み」にしてもらう必要があるのかも知れない。
  3. メンバーを思いやるための「共感」を示す必要がある
    そして信頼に必要な「共感」について。これがオンラインでは難しい。相手から見て、自分か共感を示していることをどうやって確かめるか。共感の有無は言葉以上に非言語な振る舞いや目の動き・表情などによって伝わる部分が大きい。こういった要素を必要とする仕事こそ、人と人がチームを組んで何かを達成する際の醍醐味でもあったりする。しかし、フォロワーの「Be」はオンラインでは掴みにくい。代替手段として、フォロワーの「Do」から文脈を読み取るスキルが問われるようになりそう。オンラインにおいては「Have」すなわち成果だけを見れば良いとする論調も強いが、フォロワーの活動履歴や書き込んだコメントなどから、何に迷っているのか・苦労しているのかを読み取るスキルを磨く必要がありそう。そこに共感を示すことができれば「オンラインでもこの人は私を見てくれている」と思われるのではないか。我が身を振り返れば、面倒臭くてやっていないわけだが。