意思決定と権限移譲を絶え間なく行う必要がある
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権限移譲によるシェアード・リーダーシップを進める
シェアード・リーダーシップの実践例とも読める内容が、今月号のソニーの吉田憲一郎さんへのインタビュー『ソニーは、誰のために、何のために存在するのか』に書かれていた。ソニーのパーパスや価値観を明示して、従業員の方向性の一本化を図った後は、各事業の責任者に多くを委ねると言うスタイルをとっている。オンラインで非言語的な情報を知覚することが難しいのであれば、信頼できる人に多くを委ねると言うスタイルと言える。吉田さんはインタビューの中で、自分の限界を組織の限界にしないために、自分が決めるべきこと以外は、経営チームのメンバーや各事業のリーダーに思い切って任せると言うことを推奨している。これは前述のシェアード・リーダーシップの実践例と読める。
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